今回はチャンネルストリップについて解説していきたいと思います!!
Daw/プラグインの双方にチャンネルストリップと呼ばれるものがあります!
双方、基本的に同じものなのですが、そもそもチャンネルストリップを知らない方に向けて、解説していこうと思います!!
チャンネルストリップは基本中の基本なので、覚えておいて下さい!!
チャンネルストリップの定義
まずチャンネルストリップの定義について解説します!!
ミキサー(コンソール)の1チャンネル分の事をチャンネルストリップと言います。
上記画像を見てもらえれば分かりやすいのですが、ミキサーは縦に1チャンネルずつ配列されています。
上記画像なら計8チャンネルあるので、チャンネルストリップは8つある事になります!
ミキサーというのは、だいたいマイクプリとEQが基本装備されており、機種によってはダイナミクス系のツールも装備されていたりします!
チャンネルストリップは各チャンネルを個々で操作できるセクションだと思ってもらえれば問題ありません!
余談なのですが、チャンネルストリップの由来なのですが。
ストリップ=細長い/帯状という意味らしく、ミキサーの大半は各チャンネル、縦に細長く配列されています。
細長いチャンネルからチャンネルストリップという名前がついたらしいです!
Dawのチャンネルストリップとは?
上記で簡単にチャンネルストリップについて話しましたが、Dawにもチャンネルストリップの概念があります!
Dawの場合、ミキサー画面を見てもらうと、上記画像のように各トラックが表示されます!
このミキサー画面でも各チャンネルごとに、分かれていますよね!
これがDawのチャンネルストリップです!(上記画像:白っぽくなってるのが1チャンネル)
基本的には先ほど説明した事と考え方は変わりません、Dawの場合でも各チャンネルを個々で操作できるセクションだと思ってもらえれば問題ありません!!
プラグインのチャンネルストリップとは?
プラグインにもチャンネルストリップと呼ばれるものがあります!
プラグインのコンプレッサーやEQ、リバーブのように種類/ツール名として出てきます!
簡単に説明してしまえば『EQ/Comp/Gateなど』複数のツールが1つにまとめられている、プラグインのことをチャンネルストリップのプラグインと呼びます!
以前紹介した『iZope / Neutron 3』もチャンネルストリップのプラグインに部類分けされます。
そのほかにも有名どころだと、Solid State Logic社(通称;SSL)の4000シリーズ(コンソール)をモデリングしたチャンネルストリップがあります!
このように実際のコンソール(ミキサー)のEQ/Comp/Gateをモデリングし1つのプラグインにまとめてチャンネルストリップにする事により、実機のコンソールを操作してるかのような操作性や、音を再現しています!
チャンネルストリップを使う意味?
プラグインのチャンネルストリップの意味合いは理解していただけたと思います。
ここで1つ疑問が浮かびます。
『チャンネルストリップは複数のプラグインを1つにまとめてるけど、別に個々にプラグインを使えば良くないか?』
わざわざ1つにまとめるメリットが見出せない方もいると思います。
なのでチャンネルストリップを使うメリットをまとめてみました!
1:PCの負荷
EQ / Comp / Gateの3種類を使うとします。
これを個別に立ち上げると3つのプラグインの負荷がかかる事になります。
しかしチャンネルストリップの場合1つのプラグインの負荷しかかからないので、個別に立ち上げるよりPCへの負荷は少ない事になります!
2:操作性が良い
操作性に関しては、大半のチャンネルストリップの利点になってきます。
ミックスをする際に、複数のプラグインを切り替えて操作すると思います。
チャンネルストリップの場合は、1つの画面で複数のツールが操作できるので、わざわざプラグインを切り替える手間が省けます!
3:モデリングの音が欲しい時
モデリング=何かの実機を再現した音になります。
上記でも説明したSSLの4000シリーズといった、コンソールをモデリングしている事もあるので、その音に近づけたい時には利点になってきます!
4:付加価値
これに関しては、他のプラグインで出来ない事です。
仮にiZotope / Neutron 3の場合、チャンネルストリップのプラグインに加え『自動MIX』という強力な機能を備えています。
チャンネルストリップの場合、単体で複数のツールが使えるので、このような付加価値が付くことがあります!!
まとめ
今回はチャンネルストリップについて解説していきました!
初心者の方を中心に、何気なく使っていても専門用語を知らないという人もいると思います。
DTMでは数多くの専門用語が出てきて大変だと思いますが、今回紹介した『チャンネルストリップ』は様々なところで目にします。
覚えておいて損はないので、これを機に覚えてみてください!