今回はEQ【イコライザー】の基本的な使い方、各パラメーター(つまみ)と各フィルターについて解説していこうと思います!
EQは音作りから処理といったDTMをするうえで使用頻度の高いツールなので、この機会に是非覚えてみて下さい!!
別記事にてEQの種類について解説しているので合わせて読んで頂けたら、より一層EQを理解できると思います!!
各パラメーター(つまみ)の効果
EQ【イコライザー】の主要なパラメーター(つまみ)は主に3つになります!
EQの種類によって少なかったりするのですが、原則この3つのパラメーター(つまみ)を覚えるだけでEQは扱う事ができます!!
Frequency(フリーケンシー)
Frequencyは中心周波数の指定をする箇所になります!
ここで不要な帯域などを探り、不要な周波数を指定します!
Gain(ゲイン)
Gainは指定した周波数(Frequency)の音量を上げたり(ブースト)/下げたり(カット)する事ができます!
Q(キュー)
Qは指定した周波数の幅になります!
Frequencyで指定した周波数を中心に幅を決めていきます!
フィルタータイプとは
EQ【イコライザー】は3つのパラメーター(つまみ)に加え、フィルタータイプと呼ばれる物が存在します!
フィルタータイプを変更する事により、イコライジングの結果が変わってきます!
メーカーによって様々なフィルターがあるのですが、今回は代表的な3つのフィルターをご紹介します!
基本的な操作は上記で説明した、3つのパラメーター(つまみ)を使っていきます!
Bell(ベル)
1番使用頻度の高いフィルタータイプになります!
中心周波数の両サイドが広がっていて、見た目が『ベル』のような形をしています!
Pass Filter(パスフィルター)
Pass FilterにはLowとHighの2種類があります!
このPass Filterは名前と効果が逆に覚えてしまう方が多いので気をつけて覚えて下さい!!
High Pass Filter(ハイパスフィルター)
一般的にHigh Pass Filterは頭文字をとって【HPF】と略されて表記されています!
【High(高域)はPass(通過)するフィルター】になります、要するに高域には何もしないフィルターということです!!
HPFはFrequencyより下の帯域(低域)をバッサリカットします!
Low Pass Filter(ローパスフィルタ)
HPF同様に、Low Pass Filterも頭文字をとって【LPF】と略されて表記されます!
【Low(低域)はPass(通過)するフィルター】になります、要するに低域には何もしないフィルターということです!!
LPFはFrequencyより上の帯域(高域)をバッサリカットします!
Shelf(シェルフ)
ShelfにもHighとLowの2種類があります!!
Low Shelf(ローシェルフ)
Frequencyより下の帯域(低域)をまとめてブースト/カットを行う事が出来ます!
High Shelf(ハイシェルフ)
Frequencyより上の帯域(高域)をまとめてブースト/カットを行う事が出来ます!
まとめ
今回はEQ【イコライザー】の各パラメーター(つまみ)とフィルターについて解説していきました!
EQの種類によっては付加価値のある追加機能や、フィルターなどありますが、基本は3つのパラメーターと3種類のフィルターで構成されています!
多くの機能やフィルターがあって使い方に戸惑っている方や初心者の方は、まず初めに基本の3つのパラメーター(つまみ)と3種類のフィルターから触って徐々に慣れていくとをオススメします!
また今回紹介した、パラメーターやフィルターが理解できればEQの種類による制限や特色が理解できると思います!
EQの種類についての解説や特徴を紹介した記事もありますので是非、参考にしてみてください!