今回は僕個人が感じた素朴な疑問を解消する検証記事になります!
別記事でも紹介しているiZotope社のNeutron3とOzone9に付属しているAIにより自動でミックス/マスタリングを行なってくれる機能『Mix Assistant/Master Assistant』だけを使って、どれくらいの楽曲が仕上がるのか検証していきたいと思います!
要するに、ミックス〜マスタリングの工程をAIに任せて仕上がりを確認する企画になります!
検証について
今回の検証について解説していきます!
今回はあくまでAIの力だけで『どれだけの楽曲に仕上がるか』を検証したいので、各種設定等の必要最低限の箇所しか調整せずに検証していきます!
使用するプラグイン
ミックスとマスタリングの2つの工程に合わせたプラグインを使用していきます!
プラグインの使い方や設定の手順は過去に紹介しているので、今回は割愛させていただきます!
ミックス
ミックスの工程ではiZotope / Neutron3に付属する、AIによる自動ミックス『Mix Assistant』を使ってミックスを仕上げていきます!
Neutron3の使い方等を知りたい方は、下記の記事を参照ください!
マスタリング
マスタリングの工程ではiZotope / Ozone9に付属する、AIによる自動マスタリング『Master Assistant』を使ってマスタリングを仕上げていきます!
Ozone9の使い方等を知りたい方は、下記の記事を参照ください!
検証の流れ
- 手順:1各トラックの処理Neutron3のMix Assistant(自動ミックス)の『Track Enhance』を使って各トラックの処理を行う!
- 手順:2音量/Panの調整Neutron3のMix Assistant(自動ミックス)の『Balance』を使って各トラックの音量/Panの調整を行う![
- 手順:3マスタリングOzone9のMaster Assistantを使って自動マスタリングを行う!
試聴
本題の『AIにより自動機能(ミックス/マスタリング)』だけを使った音源を聞いていきたいと思います!
用意した音源は、ミックス前 / ミックス後 / マスタリング済みの3つの音源です!
ミックス前
まず初めにミックス前の音源です!
意図的にPanを振っている箇所以外は、音量/Pan共にデフォルトの設定です。
プラグインに関しては空間系エフェクトのみ使用しています。
ミックス後
次にミックス後の音源です!
Neutron3のMix Assistant機能を使って、EQやコンプといった各種処理を行ない、音量/Pan調整を行なった音源になります!
Mix Assistantの設定は必要最低限で、反映された結果は調整していません。
マスタリング済み
最後にマスタリング済みの音源です!
Ozone9のMaster Assistantを使ってマスタリングを仕上げた音源になります!
Master Assistantの設定は必要最低限で、反映された結果は調整していません。
音圧が上がっているので音量に注意してください!
感想
今回検証に費やした時間は、10~15分程度でした。
このことを考慮した上で、個人的な感想をまとめていきたいと思います!
まず初めに思うのは、時間の早さです。
10~15分でミックスからマスタリングまで完了してしまうのは驚異的な早さだと思います!
仕上がりに関しては、時間を考慮すれば充分な仕上がりだと思います!
ですが何箇所か処理が甘く気になるところもあります。
一番わかりやすい箇所でいうと、バッキングギターの特定の箇所で耳につく不快な帯域が鳴っているのが分かりやすいと思います!
思うところは何点かありますが、ミックス前の聞きづらい音源を短時間で安定した仕上がりにしてくれた思えば充分ではないでしょうか!
使用したプラグインの購入はこちら
Neutron 3 通常盤
Ozone 9 通常盤
Ozoneを初めて購入する方は通常盤をご利用ください!
Ozone 9 アップグレード版
過去のOzoneシリーズを持っている方は、アプグレード版を利用することで通常より安く購入することができます!
製品のご確認の上、ご購入ください!
Ozone 9 Advanced にアップグレード
『Ozone 9 Standard』から『Ozone 9 Advanced』にアップグレード
『Ozone 7-9 Elements』から『Ozone 9 Advanced』にアップグレード
『Ozone 5-8 Advanced』から『Ozone 9 Advanced』にアップグレード
『Ozone 5-8 Standard』から『Ozone 9 Advanced』にアップグレード