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VUメーターの使い方&設定を解説、ミックスの際の活用テクニック!

Meter

楽曲をミックスする際に音量を監視するメーターには、いくつか種類があるのはご存知でしょうか?

Dawを使ったミックスで一般的によく使われているのは『ピークメーター』です。

Dawのミキサー画面などにある音量メーターなのでDTMerなら目にした事あるメーターです!

この各種メーターは、それぞれメリット/デメリットがあり、得られる音量の情報が違います

今回は、VUメーターの使い方と設定方法、ミックスでの活用テクニックに加え、一般的によく使われる『ピークメーター』と『VUメーター』でどのような違いがあるのかを紹介していきます!

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dB単位の種類について

VUメーターの解説に入る前に音量の単位について説明しておきます!

音量を表すために使う単位にdB(デシベル)があります。

このdBには2種類の単位があります!

dBFS(デジタルフルスケール)

デジタル信号を計測する目的で作られ、最大音量0dBFS設定した。

0dBFSを超えた場合、ハードクリップ(ノイズ)が発生する。

DTMで扱っているdBは『dBFS』

現代のdBで表す際に使われている大半が『dBFS』

dBu

アナログの時代に使用されていた単位です。

0dBu=0dBFSでは無く、0dBu=個別に設定したdBFSになります。

このようにdBuは非常に曖昧な単位で明確な規定が存在しないです。

VUメーターはdBuが使われています!

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VUメーターとは

まず初めにVUメータの概要について説明していきます!

  • Volume Unit Meterを略してVUメーターと呼ばれています。
  • 音量を表す単位はdBuを採用。
  • 針の反応速度は300ms(0.3秒)で、その間の平均的な音量を示す。
  • ピーク(クリップ)の計測には不向き。
  • 人間の聴感上に近い音量を示す。
  • 針の動きを見るだけでダイナミクス(音量差)が分かりやすい。

VUメータを使うメリットとして、人間の聴感上に近い平均的な音量を示しながら、ダイナミクス(音量差)が分かりやすいことです!

逆にデメリットとして針の反応速度が300ms(0.3秒)と遅めに設定されているので、瞬間的なピーク(クリップ)を計測することができません

ピークメーターと比較

Dawで一般的によく使われているピークメーターの特徴と比較してみます!

ピークメーターは上記で説明したdBFSが採用されています。

そのため、ピークメーターはピーク(クリップ)の監視をするのに適しています

VUメーター 
ピークメーター
ピーク計測は不向き
ピーク計測に適している
平均的な音量を示す
瞬間的な音量を示す
人間の聴感上に近い音量
機械的で正確な音量
dBu
dBFS

このように比較して見ると、双方のメリット/デメリットが分かりやすいと思います!

1番の違いといえばピーク計測だと思います!

このように双方の特徴を活かしながら音量管理することにより、ミックスのクオリティーも上がっていくのでぜひ活用してみてください!

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VUメーターの使い方

ここからはVUメーターの使い方と設定の仕方を解説していきます!

VUメーターはdBuを使っていると上記で説明しましたが、dBuの『0dBu』は設定次第で基準値が変わってきます!

そのため0dBuを『何dBFS』に設定するか決めないといけません。

ここを設定することにより、ミックス時にマスタリングを想定した音量のマージンを取る事ができます!

設定方法

一旦、分かりやすくするために極端な設定方法で紹介します!

テストオシレーターで『-4dBFS』固定で鳴らしています。

今回は分かりやすくするため0dBu=-4dBFSにしたいと思います!

Dawの音量メーターも『-4dBFS』を示しています。

しかしVUメーターは右に振り切ってしまってます。

画像の赤枠をみてもらうと、18と表示されています。これは『0dBu=-18dBFS』

先ほどの箇所を4に設定すると無事に針が0の位置になりました!

このように自分で0の位置(0dBu)を何dBFSかを設定することにより、VUメーター上では0dBに到達しているが、ピークメーターでは0dBに到達していないので自然にヘッドルーム(最大値とのマージン)を確保する事ができます!

実際の設定方法

設定方法は分かってもらえたと思います。

では実際に0dBuを何dBFSに合わせたらいいんだという話になります。

これに関しては人それぞれ基準値が違い、一般的には-20dBFS〜-10dBFSで設定されてる事が多いです。

僕の場合は-12dBFSを基準にジャンルや目的別に微調整して使っています。

自分の中で基準を設けることにより、いつも同じ音量で管理する事ができます。

設定の際の注意点

上記画像を見てもらえれば分かるのですが、『20~10』『10~0』同じ10dBを表していますが、針の振れ幅が全然違います。

10~0の間で針が触れるような設定/ミックスを心がけると、ダイナミクスレンジの確認がしやすいです!

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まとめ

今回はVUメーターについて解説していきました!

VUメーターを使うことにより様々なメリットがある事が分かってもらえたと思います!

日頃からVUメーターを使っていると自分の中に基準値が出来て、安定したミックスを行う事ができます!

この機会にVUメーターを使って自分なりの基準値を設けて見てはいかかでしょうか!

ぜひ参考にしてみてください!

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